名護新漁協 改めて申請へ

米軍普天間飛行場の移設工事が進む同県名護市の東海岸の漁師や住民が20日、市内で新漁協の設立総会を開いた。   朝日新聞4月21日

昨年県に設立を申請してその後追加資料の提出を求められたが、期限までに提出できず、取り下げていた。新漁協は辺野古の埋め立て区域を含む海域での漁業権を申請する考えらしい。
顧問は稲峰進氏が就く。

新基地建設にどう影響するか、行くへを見守りたい。あらゆる手段が必要だと思う。

政府、露骨な雨とムチ

防衛省は25日、沖縄県名護市に2017〜18年度分の米軍再編交付金約30億円を支給することを内定し、同市に通知した。

辺野古への移設に反対していた前市長時代の8年間、支給を凍結していた。

以上毎日新聞から

基地ができてその負担をお願いするのだから交付金は当然であって、反対なさるのなら支給はできないと政府は言う。一見当たり前の論理に聞こえるけれど、言うことを聞くとお金をやる
と言う、又、沖縄県民に寄り添うと口では言うけれど、オキナワに基地を置くのを前提に話をしてきて、お金で抑え込む、権力の横暴、やり方が汚い。

沖縄の市町村レベルの段階では生活感のある選挙になるのは当然で、
しかし基地の建設には半数以上の人が反対しているし、県や国の選挙では反対してくれる人を選んだ。しかし政府は国策だから地方は口を出すなと言って強行する。

民主主義も何もあったものではない、人々の常識は劣化し、強いものの横暴を認める文化、風土が醸成され、「美しい日本」など遠のくばかり。


防衛省沖縄防衛局発注の辺野古新基地建設工事の警備、大成建設が請け負い警備会社に業務委託した。船一隻に7人乗船するところを5人しか載っていないと内部告発通報があった。
警備会社は不正を認め7億円を大成建設に返還した。内部通報者を防衛局や大成建設、警備会社で情報を交換しあい、特定した。
警備会社は通報者に「功労金」を払い沖縄県外に移動させたという。そのとするところはよくわからない。
通報者を保護しようとは防衛局もどこも思っていないようだ。内部告発者はいつも危険にさらされている。

4月23日から辺野古では海と陸から500人大行動の抗議が行われています。
粘り強く機動隊とも対峙しています。

中央では民主主義制度は壊れそうです、しかし新基地建設は無関係に急ピッチで進められようとしています。

名護市長選の結果、渡久知新町長は基地建設に反対していないからと防衛省は名護市に米軍再編交付金の支給を再開する方針を決めた。

再編交付金や市を頭越す「久辺」3区への補助金はもちろん、一括交付金も基地を沖縄に押し込める制度になりかねない。

沖縄関係予算は減額傾向が続き、使途の自由度が高い一括交付金も減少の一方である。今秋の知事選をにらみ、新基地に反対する翁長雄志知事に対する「兵糧攻め」とみられても仕方がない。

  基地の集中する沖縄においてカネの力で国策に従わせようとする政府のやり方は目に余る。政府がカネをぶらさげて地方自治に介入してくるのは、地方自治そのものをゆがめるものだ。
以上沖縄タイムスを引用


上記の写真は琉球タイムスのツイッターから引用

米軍訓練空域が大幅拡大 沖縄周辺、民間機を圧迫 「臨時」が常態化

琉球新報を読みあまりにもひどいことで、申し訳ないが全文をコピペさせてもらった。少しでも拡散したかった。

沖縄周辺で民間航空機の通航を制限して米軍が訓練する空域がこの2年間で大幅に広がっていることが25日までに分かった。既存の訓練空域に加え、米軍が必要に応じて使う臨時訓練空域「アルトラブ(ALTRV)」を新設する形式だが、実際は常時提供状態となっている。臨時空域の範囲は沖縄周辺の既存米軍訓練空域のほとんどを内包している。


 航空関係者によると、これらはほぼ毎日「有効」として発令され、民間機の通航を規制している。だが「臨時」名目のため、米軍の訓練空域を示して県などに情報提供される地図(チャート)には載っていない。米軍が訓練に使う空域面積は、既存空域の合計と比べ、少なくとも6割程度広がったとみられる。

 
 国土交通省はこれらを自衛隊用空域の名目で設定。航空自衛隊は当初「米軍が使ったことはない」と否定していたが、後に「米軍と共同で使用することはある。米軍が単独で訓練を実施しているかは答える立場にない」と修正した。複数の航空関係者によると米軍はこれらの空域を日常的に使用している。

 
 新たな臨時訓練空域の設定日は2015年12月。米軍は過去にもアルトラブを設定してきたが、既存の訓練空域を包むほど広大な範囲を設定するのは異例。

 
 米空軍嘉手納基地が16年12月28日付で作成した資料「空域計画と作戦」は、沖縄周辺の訓練空域「見直し」によって、これらの空域は米軍が使用する「固定型アルトラブ」に設定されたと明記している。

 
 嘉手納基地はこれら空域をアルトラブに設定している事実は認めたが、使用の頻度は「保安上の理由から訓練の詳細は言えない」とした。資料で言及した訓練空域「見直し」の時期や内容は「日米合意のためコメントできない」とした。

 
 一方、管制関係者やパイロットが参照する航空情報は、この臨時訓練空域で「米軍の活動」が行われることを使用期間と併せて明記している。

 
 空域を管理する国交省はこの空域を米軍が使っているかは「把握していない」としていたが、その後の取材に「米軍が使う許可は出している。内側で誰が何をしているかは把握していないという意味だ」と訂正した。

 
 国交省の関係者は「民間航空の関係者からは、航行の安全のために訓練空域を削減するよう要請を受けてきた。それと逆行する動きだ」と指摘した。
 (島袋良太、仲村良太)

辺野古差し止め 県敗訴


裁判とは、表面的な、踏み込まない判決しか出さないことなのだと思ってしまう。訴える方が求めていることに正面からしか答えない。国との争いでは裁判所が頼り、裁判所しかないのに。

民事、殺人強盗など裁判所は時代を見ながら懸命に判断内容を考えている。しかしだ国が絡むと、裁判所って国のいいなりとしか思えない。この国の閉塞感をより助長させる効果もある。何を訴えてもはぐらかすし、国家がいつも正しくなってしまう。これでは、判決とは解決に向かう道筋のはずなのに混迷か諦めに向かってしまう。

名護市の新市長は辺野古の新基地にもろ手をあげて賛成しているわけではない。ということも付け加えたい。

金子兜太さん亡くなる。大杉漣さん亡くなる。

大杉漣さんが亡くなった。彼のことはネットやテレビ等で詳しくやっているので多くは書かない。

カッコ良かった。俺は密かに日本のジョージ・クルーニーだと思っていた。ちょっと日本的で泥臭いけど、あんな風に生まれたらよかったなー、俺も俳優を志す、けど似ても似つかないのでファンでいいやと思っていた。
その前は原田芳雄に憧れ、けど今二人とも亡くなってしまった。仕方ない、静かに思いを寄せご冥福を祈ります。

金子兜太さんはテレビやネットではあまり大きな扱いではなかったが、近年はあの「あべ政治を許さない」という字を揮毫したことで知られる。

先の戦争で奇跡的にトラック島から生還された。
戦闘や飢えで死んでいった多くの仲間を見送り、その悲惨さを2度と起こしてはならんと訴え続け、戦後俳句を代表する俳人になられてもその中で反戦と平和を訴えられた。

戦争を知る人が亡くなる中で、戦争を思わせる世の中も出来上がりつつある。今のご時世の雰囲気と金子さんたちが訴える戦争の悲惨さとあまりにも落差がありすぎて、

先の戦争、中東で行われている戦争、俺たちも含め人々は過ぎたもの、他所のこととしてやり過ごしすぎてはいないか。

金子さんの俳句2句   湾曲し火傷し爆心地のマラソン  原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫歩む

同じ新聞の死亡欄に 三橋國民さんの記事が載っていた。先の戦争でニューギニアから生還された人で過酷な戦争体験をモチーフに彫刻や絵画などの創作活動続けた。全国で平和の尊さを講演し訴えた。ご冥福を祈ります。