シリア情勢 泥沼化

シリアは泥沼化している。
IS掃討で活躍したクルド人たちは祖国なき流浪の民と呼ばれている。先の大戦の時も民族で国を作る計画があったのだけど、大国のつれなさでおじゃんになった。
今度のIS掃討でも、活躍したものの、大国の思惑が入り乱れ、なかなかいい方向が見いだせてない。シリアに対する反政府勢力もいつの間にか小さくなった。

1千万人以上のクルド人抱える隣国トルコはシリアでのクルド民族主義の高まりを恐れたびたび攻撃を仕掛ける。いずれも大義があるのかもしれないが、民は逃げ惑うばかりだ。
傷つくのはいつも「民間人」(戦争なんかしたくない人達)、特に弱者。

以前シリアのアサド夫人の贅沢三昧に近隣国の王家、首脳の奥さんたちが少し考えてと意見していた。もちろんアサド夫人は突っぱねた。
貧富の差も大きいシリアの出来事だった。今シリアは停戦条約がある中IS掃討の大義名分で空爆を続けている。

どの立場によるかで見方が変わってくる、各国の介入で対立構図が入り乱れているからだ。どうして話し合いで決めるということができないのだろうか。

イスラエルとイランも緊張関係といわれる。