電車内のマナー注意するか、見過ごすか

 「通販生活」の中に「電車内の目に余る不作法、注意するか見過ごすか」という記事があった。ひとつは優先席に若者(おじさんおばさんも)が座り、高齢者や妊婦が立っていた場合、注意できるかという問いに対しての有名人、識者のコメントが載っていた。
 
 芸能レポーターの鬼沢慶一さんは注意して後で襲われ、右目右耳の機能を失い、右手の中指も麻痺したまま、犯人はつかまっていない、けれどやはり注意すると言っている。
 香山リカさんは共有する空間への意識も価値観も違うのに言っても意味がないと言う。俺などは香山氏の意見に近い。 
 
 以前、ある建物の管理人をしていて車椅子スペースに駐車するのを注意したら空いてるからいい、障害者をあまやかし過ぎなど言われ、返す言葉がなかった。その上何でお前に言われなくていかんとまで言われた。その相手と話し合ってもずっと先はともかく、分かり合えるはずもないと思った。下手をして逆恨みでもされたら、勝てる訳がない。そう感じるとこわくなる。
 町を歩いてもコンビニの駐車場に入れないで寒いからといって入り口に近い歩道の真ん中に車を止める、、そんな風なことを見ていちいち気にしてたらいらいらして、暗くなる。で、やめたのだ考えることを、死ぬか生きるかみたいにならなければ何もしない、でないとどうしようもなくなってほんと疲れるのだ。考えないと思ったときからまあ楽になったのだ。

 ニュースで今大学生が車の止め方を注意した相手、暴力団に殺され、親族が警察の処置を裁判に訴えていると言っている。
 こんな怖い世の中、子供を生むような気持ちの余裕はないし、子供にも責任がとれないと思うわ。目の前の新聞の見出し「少子化」を見てつい仕方ないと思った。