紅白というと昔を思い出す

NHK紅白歌合戦を飯を食うついでに最初の数十分見た。和気藹々の演出が気持ち悪い。NHKの番組は割りと見る。(最近の民放のバラエティはとてもついていけず、せいぜい報道ステーションを見るくらいだ。)年末が近づくと番組の合間に紅白をたたえながら歌手がNHKのアナウンサーとやりとりしている前宣伝のスポットなどがあって、白々しくて見ると気持ち悪くなる。

横で紅白を見ていた70歳台の母親は若い人は何を歌っているかわからん、紅白は面白くないと言っている。NHKの態度は全国すべての視聴者に対して媚を売っているようにしか見えない、NHKの紅白はすべての国民が支持しなくてはという押し付けも感じる。
偏っていると言われたって、NHKのやりたいようにやればいいのに、若い人も年よりも、演歌もポップスも皆出したいのであればなーなーではなく共通項を感じるような試みをすればいい、失敗してもいいのではと思う。

俺が子供の頃、紅白がはじまる時間にあわせて、年内の仕事を大人も子供も終えて、始まる頃には年越し蕎麦と簡単な料理がテーブルに並び、やれやれお疲れさんという雰囲気のなか家族そろって楽しんだ。演歌を大人が、当時のポップスを子供が、それぞれほめたりけなしあったりして言い合いも楽しんだ。そのうちコタツに扇状に転寝をして、除夜の鐘が鳴る頃もう一度起きたりする。そんな感じで紅白を見るのは家族そろっての年末の一大行事で、その視聴率の高さはお化け番組と言われていた。

今、人間関係も社会状況も変わっているのにやり方は旧態依然だ。
紅白をやめて格闘技にチャンネルを変えたとき、その真剣な突き詰めた表情に気持ちがすっきりして、興奮もした。まあ、それ以上は考えないで、、手に汗を握るのだ。
うーん何が言いたいかわからなくなったが、そのうち又再考するのだ。