辺野古、今日埋め立て開始、西日本各地から土砂採取

辺野古、今日埋め立て開始の見出しが朝日の一面トップに載る。
東京新聞でも報じている、ただ今日の時点では、この2紙だけである。

先日もこのブログでも書いたけれど、今日の2紙でも「辺野古に大量の石材や土砂が投じられれば原状回復は難しくなり、取り返しがつかない」と強調している。

朝日新聞沖縄タイムス琉球朝日放送と合同で沖縄県世論調査をした結果は移設計画に対し反対が61%、賛成が23%となっている。沖縄県民の反対の意思何年もの間、変わっていない。

ここで書いておきたいことは、普天間から辺野古に移設をただの移設と受け取るとそれは大きな間違いである。
危険な辺野古の基地をなくしてほしいのは当然だが、それを良いことをするかのような、危険性除去のため移設するという言い方はやめてほしい。それはごまかしだ。
沖縄への基地の集中をやめてほしい、普天間の基地撤去、辺野古基地建設反対が望むところである。

俺自身は沖縄、日本から米軍基地をすべて撤去してほしいと思う。しかし今回の辺野古基地建設も日本がお金を出して新しく強化された基地をアメリカに差し出すのである。こんな屈辱的なことはない。もっと言えば日本の権力者は外交でアメリカ寄りをしながらやがて武力と経済でそのうち自主独立をすると思っているかもしれないが、そういう競争をしても負ける、競争にならないのは過去の戦争を振り返っても明らかではないかと思う。

官房長官は「オール沖縄という言い方が現実と全く違っていることが明らかになってきた。うるま市長選は自公民の現職が勝ち、沖縄11市のうち9市町長が翁長県政に否定的」と言う。
戦争法案でも原発の事でも国会議員の多数を背景に自公民は国民の言うことなど聞かない。
沖縄県民は基地をなくしてほしい、なので自公民はいやだが、生活の事や現実的な仕組みや制度の運営の事もあるし、仕方ない現状維持で自公民を選ぶか、しかし差別されてきた沖縄の現実を忘れてまで政府の言いなりにはならない、差別の象徴のような辺野古基地建設は認められない、、、そういったねじれた沖縄の人達の気持ちを全然理解できてないのではないか。

以下は東京新聞から引用
沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設で、埋め立て区域の外枠を造る護岸工事が今週にも始まる見通しだ。工事を巡っては、埋め立て用の土砂の採取場所とされる西日本各地の市民団体が連携して、土砂の搬出に反対している。新基地が建設されれば、沖縄の負担が増すとして「一粒たりとも故郷の土を使わせない」と訴える。 (高山晶一)
西日本には、南米原産で在来種を攻撃する恐れが指摘されるアルゼンチンアリなど、外来生物の生息が確認されている地域も。辺野古土砂全協は、沖縄に運ばれれば生態系を破壊すると強調する。
 辺野古土砂全協の共同代表を務める阿部さんは、沖縄に米軍基地負担が集中している現状に触れ「これ以上、本土の人間が沖縄への加害者になってはいけない。沖縄の基地化に自分たちの故郷の土を使われたら、戦争に加担することになる」と指摘する。

辺野古土砂全協の事は「辺野古土砂搬出反対全国協ニュース - 環瀬戸内海会議」か            
www.setonaikai-japan.net/00kansetonaikaikaigi/901henoko/news003.pdfで
検索するといいです。